ではありますが......

当時の順風満帆の読みについて
砂の器  ピアノ協奏曲 宿命

映画「砂の器」


映画砂の器の合同捜査会議の席上で、 
本部長役の内藤武敏が、 
今西刑事の説明に対して、 
和賀は順風満帆じゅんぷうまんぽで・・・” 

というセリフがあったのを覚えておられますか
 

現在では、 
じゅんぷうまんぱん一般的ではないかと 
気になっていたので、調べてみると、 
Yahoo知恵袋などでは、 
その当時の昭和40年代では 
まんぽと読んでも正しいということがわかりました。 

1983年(昭和58年以降は、 
辞書などでは
まんぱんが正しいということになったようです。

それらを踏まえたうえでも 

映画砂の器
これはまず間違いなく
日本映画の名作といえます
 


砂の器に関してはこれ以上の作品は作れないと断言できます。

何度リメイクしても越えられないものは越えられない。

秀夫役の春田和秀氏の演技に勝てる子役は出てこないと思います。

どれだけリメイクしても
この映画版を越えるものは出来ない気がします

人間ドラマとして、とても見ごたえのある作品でした。 

泣けると勧められましたが、 
確かに号泣する人がいても不思議ではありません


加藤嘉さん演じる千代吉が
息子にずっと会いたくて
やっとどこにいるか分かったのに
そんな人しらねぇ
とかばう場面は
思い出すだけで泣けて悲しいです

これ程、犯人に同情す作品はないのでは...

これが昭和の映画です・・・。 

正に、 
この映画は原作を越えた傑作であると思います。 

後半の演出が凄いです。 
父と子の巡礼シーンと駅での 
父子別れのシーンに涙が止まりません
でした。 


これは確かに名画です...

ただ 上記にもあるように 
順風満帆まんぽ
といっていたのには 
当時
えっと絶句した記憶もありました
 


そして、
更にもうひとつ、
 

捜査会議で出生
しゅっせい 
と読むシーンもあります。
 

現在では、 
しゅっしょうとの読みが説になってます。 

これは戦前に出征と紛らはしいので 
しゅっしょうとしたという説がありますが。 

しゅっせいでも間違いないみたいですが, 
一般的にはしゅっしょうのようです。